函館女性センター 函館市女性センターは女性の福祉の増進や教養の向上、男女共同参画社会実現のための推進拠点です。

「人の意思や気持ちを尊重する社会」目指して…

「いくつかの物語」

平成27年10月25日(日)に開催された「はこだて男女共同参画フォーラム2015」に参加して杉尾秀哉氏の講演を聴いてきました。講演のテーマは「報道最前線から見る“これからの日本”~私たちの暮らしはどう変わるのか~」というものでしたが、その中で、ワークライフバランスについての話が印象的で、いろいろ考えさせられました。

 

男性は外で働き、女性は家事をするという分担をしていては、男性は会社の、女性は家の、それぞれ一つの物語でしか生きられない。男性も女性も仕事や家事、地域社会でのボランティアなどに参加することで、いくつかの物語を知ることが出来、それがその人の生活に様々な良い影響を与え合って豊かな人生を送ることができるようになる…。なるほど、自分の生活を振り返ってみても、母親である自分だけでは見つけられなかったかもしれない社会での役割や趣味の世界、そしてそれに携わっている時間の充実感は確かに生活に活力や潤いをもたらしてくれています。また、仮に一つの物語の中で行き詰ったとしても、他に気を紛らわす場所があれば、苦痛も和らぐというものでしょう。

 

日本では自殺者が年間3万人近くもいて、その7割が男性であるということ。現役でも退職後も、どちらかというと男性は女性より生きる「物語」の数が少ない傾向にあるように思います。ワークライフバランスの効用が、このような部分にもあるということに気づき、新しい発見をした思いで講演会場を後にしました。

 

最近は、函館市女性センターを利用する団体の会員や、講座の受講者でも、男性が少しずつ増えてきました。男性のみなさん、もっと積極的に外に出て、あなたの生きる「物語」を増やしてみてはいかがでしょう。

 

             函館男女共同参画メールマガジン「HAKODATE☆かがやきネット95号」(平成27年10月31日発行)より

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