函館女性センター 函館市女性センターは女性の福祉の増進や教養の向上、男女共同参画社会実現のための推進拠点です。

「人の意思や気持ちを尊重する社会」目指して…

「結婚のかたち」

厚生労働省の「離婚に関する統計」によると、平成27年は22万5千組が離婚しているという推計が発表されています。また、同居期間別にみた離婚の構成割合の年次推移では、昭和末期まで最下位(第5位)だった「同居期間が20年以上」の割合は「5年未満」、「5~10年」に次いで第3位にまで増加しているようです。日本において、いわゆる「熟年離婚」が増えているということが、その統計のグラフにはっきりと表れていました。

 

さて、結婚生活や子育て等に関する悩みをネット上で解決する、あるサイトに寄せられた悩みの中で、決して夫婦仲が悪くなったわけではなく、『夫は退職、妻は子育てが一段落した段階で、お互いにやりたいことをやるために、別居の必要がある』という理由で離婚を考えている親を踏みとどめたいと相談をしてきた男性がいました。これに対してこのサイトでは、「卒婚」を提案することを勧めています。

 

「卒婚」とは、2004年に出版された「卒婚のススメ」の著者である杉山由美子さんによる造語だそうですが、最近では、有名芸能人の報道でも耳にするようになり注目を集めている結婚のかたちです。これは、あくまでも婚姻関係を解消せず、それぞれの新しい道に進んでいくライフスタイルのこと。相手と距離をおいてそれぞれ自分の人生を見つめ直す「夫婦のメンテナンス」のようなものですね。

 

これまでは「別居」とか「離婚」という言葉しかなかったために、別に離婚までしなくてもよかった夫婦が「熟年離婚」に踏み切り、今度は離婚のデメリットで悩んでいるという話も聞きます。この「卒婚」という言葉のおかげで、現状の不満や不安を打破することが出来、夫婦関係を改善できたという方もいることでしょう。

でも、そういう言葉が無くても、結婚のかたちは千差万別であっていいはずです。それぞれの夫婦が、人生の節目ごとに話し合って「お互いのために」最善のルールやかたちを決めるという習慣を持てたら良いです。

 

                           Hakodate☆かがやきネット第104号 ★☆★☆ 平成28年5月31日発行より

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