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コラム

「父親の背中」

『お父さんがよく家事をやれば、子どもがお手伝いをするようになる―。厚生労働省が11日に公表した「21世紀出生児縦断調査」から、こんな傾向が浮かんだ。担当者は「父親の姿を見ることで、子どもが自発的に動くようになるのではないか」と分析。』

 

12月16日の北海道新聞朝刊に上のような記事が掲載されていました。

そういえば、二人の娘を持つ母親で、こまめに家事をする友人が、「どうしてうちの子は家の手伝いをしてくれないのだろう」と、ぼやいていたことを思い出しました。そして、この記事を見て納得したのは、彼女の夫は、まったく家事を手伝わない「父親」だったからです。

 

友人は、「夫が『お母さんの手伝いをしなさい』と、娘たちにそう言うものの、自分自身は動かずに、口で指示をするだけ」という話をよくして いました。

 

家事をするお母さんのそばにいて、自然に興味を持って一緒にやる子どももいるでしょうが、「手伝う」という立場から見ると、お手本は「父親」 というのも、なるほど、頷けます。

 

トピックスの冒頭で紹介したとおり、内閣府では、男性が家事や育児に参画することを先導するキーパーソンを募集して、周囲に対し、意識変革のきっかけづくりに取り組んでもらおうという事業もおこなっているようです。

 

新聞記事の内容を考えても、父親の家事参加の必要性は、ますます高まっていくでしょうし、高めなければならないということを痛感しました。

 

               函館男女共同参画メールマガジン「HAKODATE☆かがやきネット84号」(平成26年12月27日発行)より