「大正5年(1916)に創刊され、平成28年(2016)に
創刊百周年を迎えた、『婦人公論』。大正、昭和、平成と3つの
時代をまたいで、この雑誌は日本の女性達を導き、そして受け止
め続けました。
『婦人公論』百年の歴史をひもとくことによって、日本女性がい
かに生きてきたかを振り返るこの本。そこにはあなたの祖母がい
るかもしれないし、母がいるかもしれないし、あなた自身がいる
かもしれません。まずは百年前の日本へと、時計の針を戻してみ
ましょう。百年の間に変わったこと、そして変わらなかったこと
が見えてくるかもしれません。」(本誌「はじめに」より)
●酒井 順子/著 ●中央公論新社/発行